以下の2つの方向性で脳神経血管内治療専門医を養成することを目的とする
基本的な脳血管内治療(超急性期血栓回収、破裂脳動脈瘤塞栓、頸動脈ステントなど)
を独力で遂行できる脳神経外科専門医の養成
脳神経外科医としての視点、技術を背景に持ちながら高度な知識・技能を有する脳神経血管内治療専門医の養成
慶應義塾大学医学部脳神経外科後期研修プログラム修了後のsubspecialty course
脳神経外科の基本手術を習得していることが前提であり、直達術と血管内治療の双方を熟知して、
適切な治療方針を選択、実施できるようになる
単施設での研修にとどまることなく、複数の慶應大学関連病院をローテーションすることにより
幅広い知識、技術を身につけられる
高い専門医試験合格率(専門医合格:27名)
関連病院へ脳神経外科専修医として出向。脳神経外科学の習得と共に血管撮影手技の基礎を学ぶ。
慶應大学脳神経外科レジデント・チーフレジデント。レジデントは当科で行われる全ての脳血管撮影を担当する。
チーフレジデントは担当症例においてガイディングカテーテルの留置、および外頚動脈系におけるマイクロカテーテルの操作を学ぶ。基本的な術前術後管理はこの時までに習得する。
シニアレジデントとして脊髄血管撮影、バルーン閉塞試験、海綿静脈洞サンプリングなどの特殊検査を習得する。
慶應義塾大学での治療症例に入り、脳動脈瘤塞栓、脳脊髄動静脈奇形・硬膜動静脈瘻、脳脊髄腫瘍塞栓などを中心に学ぶ。
専門医試験受験資格が得られるレベルになれば超急性期脳主幹動脈血栓回収療法や頸動脈ステント術などの術者を行う。
カンファレンス、緊急治療オンコール、血管内治療・脳血管障害に関連する基礎及び臨床研究、論文作成、学会発表なども行う。
後期研修プログラム4年 + 脳神経外科専門医取得後subspecialty course 2年間
若干名
川崎市立川崎病院、さいたま市立病院、永寿総合病院、足利赤十字病院、平塚市民病院、東京都済生会中央病院、国立病院機構栃木医療センター、秋山脳神経外科病院、静岡市立清水病院