

2026年7月10日(金)、大手町プレイス ホール&カンファレンス(東京)において、第40回日本微小脳神経外科解剖研究会を主催いたしました。本研究会は第38回日本頭蓋底外科学会と併催され、40回という節目の開催となりました。
「技術と知の融合」をテーマに、進歩する手術技術と、その基盤となる確かな解剖学的理解、さらに手術教育・研究のあり方について活発な議論が行われました。特別講演では、Juan Carlos Fernandez-Miranda 教授(Stanford University)より「Microsurgical anatomy of the cavernous sinus for the endonasal endoscopic approach」と題して、近年広く普及しつつある経鼻内視鏡手術において重要な海綿静脈洞の微小解剖についてご講演いただきました。また、松島俊夫先生(古賀病院21 脳神経外科)より「Rhoton先生の思い(哲学)と業績」と題して、脳微小外科解剖学の礎を築いた世界的なパイオニア、Albert L. Rhoton Jr.先生の哲学と業績についてご講演いただきました。
両講演を通じ、現代の高度な手術技術を支える解剖学的知識と、その「知」を次世代へ継承していくことの重要性を改めて共有するとともに、世代や施設の垣根を越えた学術的・人的交流を深めることができました。本研究会で得られた知見と交流が、微小脳神経外科解剖学ならびに脳神経外科手術のさらなる発展につながることを願っております。ご参加いただきました先生方ならびに関係各位のご支援とご協力に、心より御礼申し上げます。
第40回 日本微小脳神経外科解剖研究会 事務局
慶應義塾大学医学部脳神経外科
植田 良