片側顔面けいれん

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TARGET DISEASE

片側顔面けいれん

概要

目の周りの筋肉 (片側のまぶた、頬)が繰り返し収縮する病気です。多くは疲れた時などに起こりますが、ひどくなると、口の周りの筋肉の引きつりも同時に起こるようになり、さらに進行すると、片目が開かないと訴える方もいます。まぶしいと症状が悪化する、と訴える方が多いようです。

原因・症状

顔の表情を作る神経である顔面神経を血管が圧迫することによって生じます。圧迫された顔面神経が興奮し、顔面神経が支配する表情筋を自分の意思とは無関係にぴくぴくと動かすことで症状が出ます。

検査・診断

MRIによる画像検査を行い、診断いたします。
図で顔面神経(矢頭)が血管(矢印)によって押されていることが分かります。




図:片側顔面けいれん MRI画像

治療法(手術)

全身麻酔下で、耳の後ろ側の皮膚を約5cm程度切開、小開頭手術で行います。頭蓋骨に500円玉くらいの大きさの穴を開け、そこから手術用顕微鏡を用います。血管が顔面神経を圧迫している所見を確認し、血管を移動させて圧迫を解除します。1枚目の写真が圧迫している血管(矢印)を神経(矢頭)から動かしたところ、2枚目の写真が血管(矢印)が神経にあたらないように移動させたところです。

治療法(手術)

治療後経過

手術後はほとんどの場合、1週間から10日で退院可能です。術後の顔面けいれん消失率は約8590%、再発率は510%とされています。
受診をご希望の患者さんへ

外来受診については、慶應義塾大学病院のホームページ内の「初めて受診する方」に詳細をお示ししておりますが、「予約制」「紹介制」をとらせていただいています。

  • 一人一人の患者さんを十分に診察、説明させていただきたく、またお待ちいただく時間を短縮するために、外来は予約制とさせていただいております。

  • 予約の際には、ご病状を速やかに把握させていただくため、現在かかりつけの医療機関からの紹介状をお持ちいただくようお願い申し上げます(紹介制)。これまでに受けた検査(MRIやCTなどの画像検査、採血検査など)の結果もお持ちいただけますとたいへん助かります。

  • お手数をおかけいたしますが、かかりつけの医療機関から、下記の予約方法で本疾患担当医師の外来を予約していただきたく存じます。


<脳神経外科外来の予約方法>
外来予約窓口:(電話)03-3353-1257 にお電話ください。
※外来予約窓口 受付時間:月~金曜日 8:30~19:00
(土曜日は17:00までの受付となります)
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